「ケアマネ辞めたい」つらい思いでお仕事をされているケアマネジャーの皆さん。
辞めたくなった時、転職するのか待遇改善のため交渉するのか悩みどころですよね。
「転職したいけどどこも同じなのかな」と心配にな方、安心していいですよ!私はケアマネ歴17年。何度か転職し、働き方にはたくさんの選択肢があると実感しています。
今の職場を辞めて転職するべきか、相談しながら続けたほうが良いのか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
- ケアマネ辞めたい原因を探ろう!あなたの価値観と今の問題点の整理!
- ケアマネを辞めてよかった原因5選
- 〔PR〕ケアマネの転職など介護業界に特化した転職支援サービスのご紹介
- 辞めてよかったと思えるよう自分の価値感をあきらめないで!
ケアマネ辞めたい原因を探ろう!あなたの価値観と今の問題点の整理!
同じ職業でも辞めたい原因は人それぞれ。価値観を改めて見直す必要があります。この作業をしないと、転職してもまた同じ問題に直面してしまう可能性があります。
仕事選びで譲れない条件の優先順位を例を挙げて考えてみましょう。
- できるだけたくさんお金を稼ぎたい
- 子供のお迎えがあるので時間内に帰宅できるところじゃないといけない
- 休みを協力して取りやすい環境が希望
- 家族のペースが大事なのでオンコール対応はできない
- ケアマネ歴が短いのですぐに相談できる環境で働きたい
- 職場の仲間と和気あいあいとたくさん交流したい
- 通常のケアマネ業務以外にも地域づくりや行事などに取り組みたい
- 残業は家庭があるので絶対にできない
ある人にとっては悪い条件でも他の人によっては好条件。人に流されず、ゆずれない価値をあたらめて整理します。頭で思い浮かぶだけではじっくり考える事ができません。紙に書きだすことをお勧めします。きれいにまとめる必要はありません。思いつく自分の希望を書き出し、数字をふって優先順位をつけましょう。
一時の感情で辞めたくなっても、改善に向けてできることがある可能性も。一方、譲れないポイントが生活スタイルの変化からくるものや健康面であると辞めて転職したほうが良い、となるかもしれません。
重要な決断をする前に、しっかり検討してくださいね。
ケアマネを辞めてよかった原因5選
①人間関係がストレスで辞めたい…
〔こんな場合は相談〕
「利用者(入所者)やその家族との関係」で悩んでいるときは上司や同僚に相談です。
ケアマネは利用者様にとって重要な相談相手。そんなつもりは全くないのに、言葉の受け取り違いで関係がこじれるケースも。あきらめず改善に向け努力する事でよい方向に向かうケースが多いのでつらい時期と思いますがご安心を。ですが、緊張感が続くと利用者様にも不利益なので、問題点は日ごろから上司の耳に入れておきましょう。
また、利用者様の家族との関係に悩むこともあるはず。懇願されて利用者様の家族間での問題に深く介入してしまい、過剰に依存されて困った状況になってつらい思いをしている方もいるのでは。熱心で優しい方が陥りやすい悩みですよね。こういったケースも上司や同僚に相談しましょう。
関係がこじれたとあなたが思っても、すぐに「担当を変更しよう」とならない場合もありますが、改善を正常に戻すため助言がえられたり、困難になった際に助けが得られます。ケアマネをしていると同じような経験はあるので仲間からの助けは自分のケアマネとしての成長を大いに助けてくれるはずです。
「別の職種や他部署の人との関係」で悩んでいる方も多いものです。この場合も、悩んでいる内容を具体的に相談しましょう。
主治医に訪問看護師、訪問介護にデイサービスやショートステイ。利用者様のため、同じ目的で働いていてもお互いの仕事内容は深くは知らないもの。
- 「これはケアマネの業務ではないのに」
- 「調整が難しいケースなのに遅いとおこられる」
- 「ご家庭の金銭的問題でサービスを増やせないのに理解してくれない」
ケアマネは介護保険サービスの調整役なのでみんな言いたい放題!理不尽に感じることも多いのでは。「もういやだ。やっていられない」と感じる事もあるでしょう。
ケアマネ経験者なら同じジレンマを感じているものなので、仲間のケアマネに自分の気持ちを聞いてもらえるだけで落ち着くこともありますよ!
いろいろ言われるのはあなたのスキルが足りないせいではない。自分を責めずストレスを発散するのも自分を取り戻し元気に働いていくコツです。
こんな場合は転職したほうが良いかもしれません
「職場内の上司や同僚との関係」で悩んでいるときは、転職も検討します。
ケアマネの職場環境は少人数で構成されていることが多く、一度こじれるとつらい状況に置かれる場合もあります。上司や同僚の気分次第で理不尽な思いを日々させられることがあっても、それはあなたのせいではないので自信を失わないでください。私の同僚で「仕事ができない」と始終叱責されていた人が転職後すぐに他の事業所のセンター長として問題なく勤務している例も実際ありました。相手を変えるというのはできないことから環境を変えるための転職は大いに助けになります。
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②就業時間が生活に合わなくなったので辞めたい…
〔こんな場合は相談〕
入職した時と生活環境が変わり、就業時間が合わなくなってきた、そんな時は上司に相談しましょう。
居宅ケアマネジャーは働き方の選択肢が広くなっています。入職した時は導入していない在宅ワークを新たに始めたという事業所は増加中。その他、フレックスやパート、時短勤務が認められるか。給与と時間を考慮してから相談する事をお勧めします。
就労条件の変更が難しい場合は異動の相談も。同じ法人内でも施設によって働き方が違う場合があるのできいてみる価値があります。
時間管理が難しく、残業が多くなって疲労しているときも上司に相談しましょう。
担当人数の振り分けや、対応が多い利用者へかかる時間を考慮してもらえることも。ケアマネは一人で現場に出向くため、同じ事業所で働いていても自分が困っている事を伝えなければわからないもの。「わかってくれない」とあきらめる前にまずは相談ですね。頼ってもらえると、嬉しいものです。遠慮しないで相談してください。
こんな場合は転職したほうがいいかもしれません
相談しても改善は難しい場合や、仕事が終わっても帰りにくい状態が延々と続いている、こんな場合は転職も検討してみましょう。
残業が当然と思っている人が多いともう大変。残業の量は大きく変わります。担当件数やケアマネの能力は同じでも、です。
周囲をまったく気にせず時間内に終わらせて帰宅するのが理想ですが、それができる方は悩んでいないはず。
- 就業時間間際に、相談や悩みを話し出す同僚がいて帰りづらい…
- 一生懸命集中して仕事をしたのに、おしゃべりしていた同僚から「もう終わったの?いいな」などと言われてくやしい…
- 余裕があると思われて新規ケースをどんどんふられてキャパオーバー
生産性を上げる工夫をしているのに悔しい思いをした人もいるのでは。職場の雰囲気や価値観はなかなか変わることは無いものです。
あなたの貴重な時間や、やる気を奪われないよう行動あるのみ!転職し環境を変えて新しく人生を前に進めましょう。
業務時間内に仕事を終えて帰宅する。そのスキルは職場にとっても本来、人件費の問題にも関する大切な技術のはず。長時間いることでしか頑張っていると評価できない、そんな職場はあなたにふさわしくないですね。
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③給料が安いので辞めたい…
〔こんな場合は相談〕
昇給に納得いかない場合は個人面接時にしっかり評価について質問し話し合いましょう。給与交渉はあきらめずに相談してみる価値があります。職場によっては改善するケースも実際耳にします。場合によっては別の働き方の提案や移動など、自分では思いつかなかった解決策が提示されるかもしれません。悔いを残さないように、まず相談してみましょう。
こんな場合は転職したほうが良いかもしれません
相談しても改善の見込みがなく、納得のいかない場合は転職を視野に入れて活動を始めましょう。
- 「昇給が少なく、何年勤めても未来が見えない」
- 「出世の話は出るが口約束ばかりではぐらかされる」
- 「イベントや地域カフェなど通常業務以外の仕事で出勤してもその分の賃金をもらえない」
- 「事業所内の会議や勉強会を就業時間後に設定されているのに残業代が出ない」
このような場合、大変ストレスを感じますよね。私が以前いた職場では事業所内での小さな打ち合わせがやたらと多くしかも長いため、本来業務に支障が出ている人もいました。休日である(土)も「やる気のある勉強が必要と思う人は参加」をうたっていて、もちろん休日手当や残業代は出ず「自分のスキルアップのために時間を作っている」とみなされる始末。
あなたは、やりがい搾取の犠牲者にならないでいいんです。自分の条件に合う賃金を得られるところを探しましょう。同じケアマネでも給与は職場によって差があります。あきらめないで探す価値があります。
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④責任が重い、仕事内容が難しくてもう辞めたい…
〔こんな場合は相談〕
担当ケースの問題の大きさに責任が重すぎると感じる場合は相談です。
複雑な問題をはらんでいるケースはやりがいも大きいですが、ケアマネの専門分野である介護保険だけでは解決できない場合が多いです。アルコールや引きこもり、若いころからの家族関係の希薄さ。その結果ごみ屋敷のようになっている場合や、深刻な場合は高齢者虐待を疑われる事案を目にした経験があるケアマネもいるのでは。
上司や同僚に相談し、事業所の力を合わせて改善に向けて支援していきましょう。あなたのその悩みは、今後の業務上の大きな自信につながる実績になるかもしれません。
こんな場合は転職したほうがいいかもしれません
仕事のストレスが体に影響していると感じた場合は転職を検討しましょう。
スキルとやる気があるのに、仕事を終えても不安が続いたり寝られなくなったら許容範囲を超えています。
ケアマネはいろいろな職場で求められています。ケアマネという仕事が合わないのではなく今の職場の業務内容が、現時点のあなたに合っていないだけかもしれません。
転職の前に、必要な制度を使って休む必要もあるかもしれません。あなたの健康第一でいきましょう。
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⑤体調が悪い、家族の介護が必要なので辞めるしかない…
〔こんな場合は相談〕
自身の手術が必要など、まとまった休みが必要な場合や、お子様やご両親など、家族の介護・看護が必要でしばしば休みが必要になる時は相談しましょう。
必要な休暇を得るための手続きを取ってもらいます。同僚に申し訳ないないと思う必要はないですよ。同僚が休む必要ができた場合、今度はあなたは気持ちよく助けるはずです。長く安心して働ける職場は一人一人の行動でつくっていけますね。
こんな場合は転職したほうがいいかもしれません
体調不良の原因が職場環境が原因になっていると感じる時、転職を検討しましょう。
環境からくるストレスが原因の場合、体調が改善するまで療養しても復帰後にまた逆戻りになる場合があります。原因である職場の環境が変わっていないので当然ですね。
健康状態に地震がないのに行動を起こすのは不安ですよね。
私が知っている人は、精神的ストレスでつらい症状が続き退職しました。優しい人で今後も一緒に働きたい人でしたからみんな心配していました。結果、そんな心配は全く必要ありませんでした!1か月以内に基礎資格である精神保健福祉士に転職し、心の元気を取り戻したのも実際目にしています。
転職すると体調不良の原因を排除できる可能性があります。ケアマネの資格がある人は、基礎資格を含め専門資格があるので転職を決意し行動を始めると次の仕事が全く見つからない、という心配はいらないはず。
もし、今は自信を失っていても大丈夫。自信をもって、大切な自分を守りましょう。
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辞めてよかったと思えるよう自分の価値感をあきらめないで!
重要な決断をする前に、人の意見に流されず仕事に重要視していることを洗い出してみてください。解決する道があるか、新たな場所を求めていくかを決めていくか自信をもって選ぶことができるはず。自分の人生を大切にし、元気に働いていくために取り組んでくださいね。