退職後も今まで一緒に仕事をしてきた関係者と仕事や活動する機会は意外と多いもの。今後の仕事を楽に運ぶためにも円満に、非が無いよう準備して、きっちりと引継ぎを行って退職したいですね。
私はケアマネ歴17年目。転職も何度か経験しています。
この記事を読むことで、実体験からお伝えする退職相談の流れから利用者様の引継ぎ準備、退職までの流れがわかります。
希望の退職日まで利用者や関係者に不利益無く万全の態勢で有終の美を飾りましょう。
目次
- ケアマネが退職を切り出すのはいつがよい?
- 利用者様の引継ぎ準備
- お世話になったサービス事業所への連絡
- 職場から貸与されていた返却が必要な物品の確認
- 円満に退職し、次のステップへ進みましょう!
- 〔PR〕退職交渉が難航してなかなか辞められず困っている方へ
ケアマネが退職を切り出すのはいつがよい?
退職日の相談は1~2か月前が理想です。理由は、今あなたが受け持ちしている業務を円滑に引き継ぐために必要な期間だから。後任のケアマネが入職しないと、同僚たちは受け持ち件数が上限をこえてしまうかもしれません。
退職希望の申し出については就業規則にも明記されてある場合が多いです。就業規則に申告時期について明記しているか必ず確認してください。法律上は2週間前に退職の意思表示をおこなえばよいとされていますが、雇用契約を交わしている職場の規定に従う必要があります。
退職を始めに伝えるのは一番近い上司です。順番をとばしてもっと上に伝えてしまうと直属の上司の監督不行き届きが疑われるなど、あなたが望んでいない方向に事が大きくなる、なんていう場合も。必要のないもめごとは避けていきたいですよね。
もし、退職時期を延ばされたりなかなか受理してもらえなくても毅然とした態度で退職の意思と時期を伝えましょう。有給消化を予定している場合はその意思も伝えます。有給取得はあなたの権利。自信をもって安心して取得してください。
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退職理由は明確に。辞めるかどうかの相談ではない、ということを心に決めて切り出すのがコツです。自分自身でしっかり決意していないと、悩み相談と勘違いされたり条件提示などで時間が過ぎ、「なかなか退職させてもらえない」などという事態を招きかねません。自分がどうしたいのかは前もって、しっかり考えてすすめるべきです。
退職理由は「他人が干渉できない理由」のほうが職場は受け入れやすいようです。
「家族の事情」や「引っ越し」、また「自分のスキルアップのために新たな仕事の体験を積みたい」など、前向きな理由も引き止めにくいのでいいですが、「うちで自己研鑽したらいいじゃないか」と言われた時に、きちんと自分の考えを伝えられるようシュミレーションしてのぞむと準備万端。
私は、退職理由で職場全体や個別の職員の悪口や不満は言う必要ない、と思っています。あなたが目指すのは退職日までの仕事を円滑におこなうこと。「後に残る仲間のために言うべきことを言ってやろう」と思っているとしたらちょっと待って。あなたと他の同僚の価値観は一緒とは限りません。あなたが今後も勤務するため改善を申し出るのであれば建設的です。ですが、退職すると決めているなら話は違います。
退職までの数か月をお互い嫌な思いをして過ごす必要はありませんね。
退職届を提出し受理されたらいよいよ実務の引継ぎ準備開始です。
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利用者様の引継ぎ準備
退職準備で一番重要なのは担当している利用者様の引継ぎです。後任の担当者への引継ぎが始まるまで、現在自分が担当しているケースの書類はきちんと整理しておきます。長く受け持ちしているとADLや病状の変化、家族情報の変更部分は自分の頭に入っているので詳しく時系列に記載しなくても問題ないと感じてしまいがち。改めて基本情報などを読み返し、だれが見てもわかるよう整理しておくとスムーズに引継ぎができます。
調整が必要な件は早めに解決しておきましょう。ベテランであっても新しく引き継いだときは覚えなくてはいけないことが多岐に及ぶもの。引継ぎ直後から大慌てしなくてよいようにできる事はあなたが調整しておきましょう。
注意事項などをケースごとにまとめておくのもおすすめです。これは、ケアプランや基本情報に記載しないけど担当するのにあった方がよい情報です。「電話は〇時以降がつながりやすい」「正面玄関からではなく裏口から入る」「チャイムは鳴らさず、玄関をあけて声をかけながらはいる」「室内に犬(猫)がいる」など、アポイントや訪問時の取り決め、注意事項のような情報をわかるようにしておきましょう。
個別ケース以外に任されている業務があれば、マニュアルを作成しておくと良いです。これは退職相談する前に早めに始めておくのがおすすめ。退職日が近くなると忙しくなるので早めの準備が大事です。必ず上司に内容を報告し不備がないか確認してもらいます。マニュアルを作る事に対し悪い印象を持たれることは無いでしょう。
利用者様を次の職場でも担当したい?
もし、次の転職先に自分の担当ケースの利用者様を連れていきたいと思っている人がいたら思い出してください。利用者様が交わした契約は、あなた個人とではなく事業所とである、という事を。今いる職場が廃業するといった場合以外は利用者様に自分の転職先を伝えるといったことも不要です。
今の利用者様は今の事業所の大切な契約者という事を忘れずに。後任が困らないようスムーズな引継ぎをしてこそプロのケアマネジャー。事業所の職員としての責任をしっかり果たしましょう。
後任のケアマネと利用者へあいさつ回り
担当変更の同意書を取る事業所もあります。電話で予約を取り自宅訪問し挨拶と新しい担当者の紹介をします。
ポイントは、やめるあなたが利用者宅で名残惜しそうにしすぎない事。
引継ぎの成功とは、あなたの仕事を引き継いでくれる次の担当者がやりやすい形で引き継ぐことです。あなたの今までの頑張りを利用者様やご家族と分かち合うためにではないことをお忘れなく。
大切なことはすべて後任のケアマネに伝えていること、ここにいる後任ケアマネが今までの私の仕事をそのまま引き継いでいく人だとわかりやすく伝えましょう。
引継ぎの場にはできるだけ家族も同席できるよう日程調整を行います。
職場都合でなかなか後任のケアマネが決まらない場合
後任のケアマネが入職していないまま(ひどい場合は引継ぎスケジュールを決めてもらえず放置される事も)退職を迎えるケースも実際にあります。
職場や上司の姿勢に問題があってもあなたは担当する利用者様の支援が安全に引き継がれるよう努力し対策しましょう。
このような場合、同僚ケアマネジャーの誰が引き継いでもスムーズに相談が進むよう記録の充実が対策になります。事前に準備した引継ぎ用のまとめや、詳しく記載しなおした基本情報、直近のケース記録が残された同僚たちの役に立つでしょう。
利用者様へ「事務所へ連絡してもらえれば解るようになっている」ことや「担当が決まり次第連絡が入るように手配されている」ことなどを伝え、サービスは今まで通り継続して利用していただける事や、通常通りすぐに相談していける体制になっていることを伝えましょう。
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お世話になったサービス事業所への連絡
いつから担当が誰に代わる、ということを関係する事業所へ伝えます。この場合、文章で記載して渡すことが大切です。サービス提供実績などを送付する際に誰にの送付したらよいかわからないと困りますよね。お相手の業務に支障がないよう配慮が大切です。
後任の担当名が決まっていない場合は、いつまで自分が対応でき、その後は事務所から後任に連絡が入る事、連絡前に動きがある時は事業所長へ連絡していただきたいと依頼します。
職場から貸与されていた返却が必要な物品の確認
入職時に貸与されたものの返却があります。最終勤務日に返却し忘れてまた返しに行く、というのも避けたいものですね。携帯やパソコン・制服・社員証などです。名刺も返却するよう指示を受ける事業所もあります。忘れがちなのが携帯の充電器や説明書。私が以前いた職場ではボールペンや蛍光ペン、電卓などリストを見て確認し、あることを報告する必要がありました。事前に職場の規定を確認し、当日慌てないように準備しましょう。
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円満に退職し、次のステップへ進みましょう!
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