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〔ケアマネ〕ブラック事業所・施設に搾取されないで!見極め4選

医療・介護の資格がある人は職探しにはあまり困るという経験は少ないと思います。

ですが、就職してから「なにかおかしいぞ!」と気が付く場合もあるものですよね。

長引く会議やキャパを超えた仕事量、残業代・給与などの賃金不払い、パワハラ・セクハラ…。心当たりがある方は気を付けて。あなたの職場、ブラック企業なのかも。

 

ブラック企業とは…

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

などと言われています。

〔引用元:下記サイト〕

「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省

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ブラック企業の怖いところは、やる気のある方たちが使い捨てにされるという所。

離職率が高い結果、残って頑張っている方はさらに被害が大きくなります。

「茹でガエル現象」のように、初めに感じた違和感は、頑張っているうちに妙になれていくもの。

疑問を感じながら頑張っている方や、これから転職、就職を考えているかたがブラック企業に人生を搾取されないようポイントをまとめました。

看護師とケアマネで転職経験多数な私が実体験を踏まえてお伝えします!

 

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目次

 

入職後のブラック見極めポイント

会議が異常に長く多い

一般に、会議は短いほうが良いとされていることはご存知かと思います。かのドラッカーも次のように記しています。

知識労働の生産性向上の基本は、行なう必要のないことは行なわないことである。典型が会議である。会議の多くは、事業の発展とはほとんど関係のないことに費やされている。そもそも会議の多い組織は、構造の間違った組織である。あるいは、顧客が価値とするものが明らかでない自信のない組織である。いちいち会議を開かないと心配でならない。組織における他のあらゆる活動と同じように、会議にも目的がなければならない。目的はさっさと果たし、一時も早く閉会しなければならない。会議に出ているあいだは、仕事ができない。

〔引用:ドラッカー「会議が多い会社とか生産性低すぎ。組織の構造として間違ってる」 | SR 人事メディア

 

ご紹介するのは私が以前勤めていた介護保険関係の事業所。かなり漆黒のブラックでした。今思えばもはや洗脳状態だったのかもしれません。

会議の前に担当ごとの打ち合わせ、その前の数人での打ち合わせ…。

本番の会議のために何度打ち合わせをしたことか…。

その本番の会議というのはなんと職場内(職人10人程度)で行う月に一度のセンター会議。事業計画の進捗や企画しているイベントなどの進捗を確認しあう会議です。

何をそんなに話し合う事があるかといえば、例えば「事業計画で揚げた目標を同じ認識でとらえているか」の確認に1回3時間、数日続けて話し合います。

みんなととらえ方が違うとされた職員が「理解できた」とグループのボス格が認めるまで打ち合わせを開催するという地獄っぷり。こんなことに時間を費やすぐらいならもっと働けよとあの時の私たちに言ってあげたい…。

みんな色々と追い詰められているせいか、先輩がいない、同僚同士の打ち合わせでもいつしか重箱の隅をつつくような質問の投げかけあいが普通になっていました。

このような状態は健全じゃない。通常の業務ではなく内部の会議が一番緊張してストレスを感じるなんておかしいですよね。誰でも気が付きそうなのに、口に出せない。そんな環境では元気に本来の自分の姿で働けません。

 

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会議や勉強会を時間外で開催

では、勤務時間外に行われる勉強会や研修会は労働時間に当たるでしょうか?

厚生労働省の『労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン』では、参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間は労働時間に当たるとされています。

〔引用:任意参加の研修会や勉強会は労働時間となる? | 福岡で企業法務に強い顧問弁護士に相談|たくみ法律事務所

研修は大切と思っている私ですが、あまりにも頻回に休日や夜間に開催している職場は要注意。

ある専門職の友人の実体験です。専門職の地位向上に力を入れている職場でのこと。

勉強会が毎週(土)、まる一日かけて開催されていました。土曜日は公休の職場でです。

ブラックの抜け道で、「使用者の指示による学習」ではなく、「自分たちが希望して初めた勉強会」という形にもっていかされていました。

勉強会の講師は自分たちで持ち回りでやっています。外部研修じゃないのも手間や時間がかかる割に新しい学びが少ない気がします。

自分の順番の時にうまく開催するための準備で22:00まで残っているなんてざら。もちろん自主的にやっているので残業手当は無し。

また、その勉強会で学びが進まなかったと上司が判断したら、「明日もやらせてください!」という流れになることも少なく無くなかったようです。

疲労で洗脳状態だったのか、誰も「用事があるので参加しません」と言えないようで、精神的な体調不良で休むと法人内の病院(専門の精神科医やカウンセラーではない)に上司と一緒にいかされた人もいたようです。

プライバシーの時間がなく、健康状態やメンタルのケアさえ上司が介入してくるのは危険度が高いです。「絶対おかしいよ!」と何度も伝えても「やるしかないんだよね」といって頑張り続けて、同調圧力というより洗脳なのかなと思ってしまいました。

…職場の話なんですけどね。

 

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誰でもできる事に細かいルール

これは私の実感として、ブラックの見極めにかなり有効だと思っているのでご紹介させていただきます。

仕事は、目的に到達できればやり方はいろいろあるものですよね。

ブラックは、仲間同士なのか独自の考えを乗った経営者の思い付きなのか、一つ一つの仕事に独自の意やり方を決めて、少しでもずれるとすごく攻めるのが多いと感じます。

今までの職場での経験が生かせないので、いちいちやり方を細かく教えてもらわないとなにもできない、そんな無力感を味わわさせられます…。

私が過去に10日で退職した病院では、壁に貼るポスターのセロハンテープの貼り方まで独自のルールがありました。テープの長さと角度が決まっていて、知らずにはったら「うちの職員としての自覚が足りない」と激怒されて驚きました。疲れていたせいか、怒りよりも「ポスターもちゃんと貼れないなんて、これからどうしたらいいの…」なんておちこんでしまい、危ない状況だったなと思います。

外来で、優しくて気の合いそうな人は「私、来月で辞めるんだ。あの人もあの人もやめるよ。無理しないでね」と言っており、それを聞いて絶望した私は誰よりも早く辞めることになりました。下手に独自ルールをマスターする前に脱出してよかったなと思っています。

 

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まとめ

記事を書いていて気が付いたのですが、ブラックな環境に身を置くと洗脳のような状態になっていくのだなと思います。

狭い価値観の中で長時間、同じようなことを繰り返し聞かされたり、自分の個性を出させず事業所内でしか通用しない独自のルールに従わせようとするのが注意ポイントだなと思います。

「せっかく就職したのだし、何とか覚えてやってみなければ」と思う気持ち、よくわかります。

ですが、疲れて考えるのがつらくなったりする前に大切な家族や社外の友人に愚痴でも何でもいいので打ち明けてみてくださいね。

新鮮な気持ちで今の自分が置かれている状況に気が付くことができるかもしれませんので。

元気で毎日過ごせることが一番大事です。