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特別養護老人ホームで働く!施設ケアマネジャーの仕事内容・やりがいや魅力

ケアマネジャーの仕事探しで条件を絞る時、選択肢は大きく2つに分かれます。

自宅で生活する高齢者の生活を支えるケアマネジャーになるか、施設で生活する高齢者の生活を支えるケアマネジャーになるか。

自宅での介護は身近にありイメージしやすいですが、施設で働くケアマネジャーの仕事がなかなかイメージができず、転職の条件に上がらない人もいるのでは。

私はケアマネジャーとして17年の職歴があり、在宅介護支援センターにも、また特別養護老人ホームでも勤務し、在宅・施設の両方で働くメリットとデメリットを体験しています。そんな私が、特別養護老人ホームでのケアマネジャーの仕事を働く者の立場から仕事内容・やりがいや魅力をお伝えします。

この記事を読むことで特別養護老人ホームの仕事内容ややりがい、求人の特徴などがわかり、あなたの転職活動の選択肢にいれるかどうかの検討する材料になりますよ。

 

目次

特別養護老人ホームとは

特別養護老人ホームとは公的な介護施設の一つです。介護老人福祉施設とも呼ばれ、介護が必要な方に対して、生活介助や健康管理などを実施します。

生活介助は食事の支度・介助や洗面、口腔ケア、整髪、入浴、衣服の更衣、排泄のケアといった生活全般にかかわるケアをさします。入所者様のできる能力がある部分を大切にして介護するのが腕の見せ所。全員同じケアをするのではなく個別性をいかしてケアしていきます

。生活の質をあげるために日々レクリエーションなど、入所者様にあう楽しみの活動も考えて企画しています。みんなで作って食べる「おやつレクリエーション」や、外の空気を吸ってきれいな景色を見る「ドライブレクリエーション」がうちの特養では人気ですね。

看護師も常勤しており(夜勤は無し。緊急時オンコールで駆け付けます)健康管理を担っています。体温、血圧、脈拍測定、指先で血中酸素濃度の測定などを行い健康状態の把握をし、介護職員の記録や報告からも体調の変化をみています。通院の付き添いや病院から処方された内服薬の管理、皮膚トラブルなどの必要な処置ももちろん看護師の仕事。「これは病院に行った方がいいな…」という事があれば、ご家族へ連絡・相談し医療機関につなげます。

特別養護老人ホームは病院ではないので施設内で薬を処方したりすることはできません。定期的な健康管理では提携している医療機関の医師の往診を受けていますが検査が必要な時などは外部の病院への受診となるわけです。

施設によりますが看取りの契約をしている施設もあります。私の勤務する特養も見取りを行っており、ご希望される方は住み慣れた特別養護老人ホームで亡くなられます。ご本人はもちろん、ご家族にとっても「ここで過ごせてよかったね」と思って穏やかな時を迎えられるように職員一丸でケアに向かいます。

入所条件は介護保険認定が原則要介護3以上のかたですが、やむを得ない事情により日常生活が著しく困難だと判断された場合は要介護1~2の方も入所可能となります。

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特別養護老人ホームでのケアマネジャーの仕事

特別養護老人ホームでのケアマネジャーの仕事は、ケアプランの作成・見直しや、入所者・家族・関係部署とのミーティングが業務の大半となります。

在宅との大きな違いは、入所者様の生活の場に直接ケアマネジャーが働いている事。

より細やかに日々の情報や変化を感じられる利点がありやりがいも大きいですが、何せやることが多くなります!その分満足のいくケアにつながるのでやりがいや、スタッフとの仲間意識も高まるのが楽しい所。

 

①ケアプランの作成・管理

入所者様のケアプラン作成・管理は、施設ケアマネにとって業務の中心。

ケアプランとは、介護保険サービスの利用者様が適切な介護を受けるための計画書です。ケアプランは入所者様、一人一人の身体状況や生活状況を聞きとり、課題を分析して適切な介護計画をたてる必要があります。

ケアプランは定期的に見直すほかに、状態の変化があったときはすみやかに見直し更新するのもケアマネジャーの仕事です。施設内の様々な職種の職員と相談し、課題や必要な支援を細やかに把握し施設での生活を支えるために必要なケアを盛り込みます。

ケアプラン作成後も、ケアプランが正しく実行されているかの管理や、ケアプランの内容と入所者様の状態が乖離していないか評価していく必要があります。

在宅を支えるケアマネジャーだと電話でアポイントを取り時間調整をして訪問し、1時間ほどの訪問の中で情報収集しなくてはいけませんが、施設のケアマネジャーの利点は入所者様の生活の場で働いているという事!

入所者様の居室を訪問し、心身や生活状況を確認しどのような介護が必要か明確化していきます。

②入所者や家族との面談

入所者様やご家族と面談を行います。心身の状況や要望を目で見て確かめ、聞き取りを行ってゆきます。

在宅ケアとは違い施設が生活の場となる為、介護内容のほかに細かな要望や苦情などもケアマネジャーがうかがう機会が多くなります。いただいた要望は生活の質をあげるためのニーズととらえて丁寧に受け止め、改善策を探っていく姿勢が求められます。

コミュニケーション力やわかりやすく説明し、お相手の要望を要約する力が大切です。

 

③サービス担当者会議の実施

サービス担当者会議とは、介護にかかわる各担当者が定期的に集まってケアプランの内容を検討する会議です。新しくケアプラン作成するときや、評価、見直しをかける時はサービス担当者会議を開催する必要があります。

ケアマネジャーはケアプランの作成責任者であり、サービス担当者会議の中心となる役割があります。そのため参加者のスケジュール調整や場所の確保も会議前にケアマネジャーが行う業務になります。

ケアマネジャーは事前に入所者様の様子や介護士・看護師からの聞き取り、記録などから情報を得て分析し作成した仮のケアプランの原案を作成します。その原案をもとに入所者様の課題や現在の状況、介護方針や具体策を共有します。参加者は入所者様、ご家族、介護職員、看護師、機能訓練指導員、生活相談員などが参加しケアマネジャーの司会進行ですすめていきます。参加できない職種がある場合は事前に課題を共有し、意見を集めておく必要があります。

様々な意見がでるなかで意見を調整するのもケアマネジャーの腕の見せどころ。

参加者の合意を得たらケアプランを発行し、作成したケアプランをもとに介護をおこなっていきます。

 

④施設によっては介護事務を兼任する場合も

施設の方針でケアマネジャーも介護業務を兼任する職場もあります。

 

⑤担当件数

施設ケアマネジャーの担当件数は人員基準が「入所者100人に対して1人以上」のため、多い施設で100件になります。居宅ケアマネジャーの人員基準が「利用者35人に対して1人」なので施設ケアマネジャーの方が担当件数が多くなります。一見人数の多さに驚きますが、入所者様の状態を知る「モニタリング」が毎日のようにできる環境で、日々の変化もわかりやすいためこの人数配置になっているのだと思います。

 

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特別養護老人ホームのケアマネジャーで働くやりがい・魅力

①高収入を目指せる

特別養護老人ホームのケアマネジャーの基本給は介護職員と比較して高く設定されていることが多いです。

ただ、夜勤がないので今まで夜勤をされていた方には収入が減ったと感じる方もいるでしょう。

特別養護老人ホームのような施設ケアマネジャーは、職場の考えによりますが基礎資格が介護福祉士である場合、介護業務との兼任を選べる場合もあります。その場合は夜勤手当や職務手当を受けられるため給与アップを狙えます。

介護業務との兼任は居宅ケアマネジャーではできない働き方で、施設ケアマネジャーの魅力のひとつです。その分、業務が忙しくなり大変な面もありますが現場とケアマネジャー両方の立場で施設全体を見る事ができるため施設全般の業務を理解している人材になれるため、将来的に大きな力を身につける事ができる可能性があります。

②入所者の変化に素早く対応でき改善も間近で感じられる

入所者様の実際の生活に寄りそいながら業務にかかわれる点でやりがいを感じられます。施設では入所者が同じ建物の中にいるためモニタリング訪問の移動時間が無いというメリットがあるほか、日ごろの生活状況が細やかにわかるため新しい情報で状況を把握しケアにいかせるのが強みです。心身やニーズの変化にすぐに気が付くことができ、きめ細やかな介護サービスを提供できます。問題点を把握したらすぐにケアプランに反映させ実行に移せるのは施設ケアマネジャーの特権で、居宅ケアマネジャーでは難しい事です。スタッフとの連携も同じ施設内で働く仲間であるため入居者の状態を細やかに共有することができ、チーム全員で対応できるので状況やニーズに合った質の高いサービスを提供できます。

 

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特別養護老人ホームの求人の特徴

特別養護老人ホームのケアマネジャーは介護員との兼務でない場合は日中勤務であることが多いです。役場や病院などとの連携も多いため、施設の方針にもよりますが、(土)(日)(祝)休みであることが多いです。

募集人員は少ない傾向にあります。理由は特別養護老人ホームの人員基準が「入所者100人当たり1名以上」のためです。人員基準からみて施設内のケアマネジャーは一つの施設内で1名もしくは2名程度の場合が多いです。そのためケアマネジャーの経験が初めての場合は指導してくれる先輩が不在の場合があります。

即戦力となるケアマネジャーを募集要項にあげている施設が多くなりますが、みんな初めは未経験者。未経験でも良いとの募集があればチャンスです。

私も施設ケアマネで初めて就職した時は(ケアマネ歴は長かったのですが)色々戸惑いましたが、人手不足の人員追加であったため教えてくれる先輩ケアマネジャーに大変お世話になりました。その方も施設ケアマネは初めての就職だったそうですが、ほかの施設で働く知人や研修での会話などでやり方を探ってきたそうです。

勇気を出して挑戦する価値は大きいですよ!

 

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ケアマネジャーの働き方は職場の選択によって大きく変わります。特別養護老人ホームでの仕事の特徴をあなたが知ることで、納得できる転職活動ができ思いえがいた生活スタイルを手に入れやりがいのある仕事につけるよう応援しています。